目次
1.充実した社会保障
皆さんが加入している健康保険は、傷病手当、高額療養費制度など非常に充実しています。
傷病手当とは
病気やケガで働けない人に支給する手当です。
支給期間は最長1年6か月で、支給額は、給与の約2/3となります。
高額療養費制度とは
私たちが病気やケガで医療機関にかかるとき、健康保険証を提示すれば自己負担額は原則3割です。しかし、もしもケガや病気で大きく医療費がかかり、支払いが数十万円や数百万円ほどかかったとすればどうでしょう。こうした高額な医療費がかかったときでも上限を設けて負担を抑えてくれる制度が高額療養費制度です。
2.59歳までに「がん」になる確率は7%以下
TVCMでは、一生涯のうちに日本人の2人に1人ががんになると言っています。
しかし、59歳までにがんになる確率は7%以下です。
参照データ:国立がん情報センター(日本の最新がん統計まとめ 2018年)
3.がんの平均治療費は、80万円以下
癌に対する治療費は、漠然と高いというイメージあります。
しかし、癌の治療期間は、約7割が2年未満です。
また、癌の治療期間別の平均治療費の総額は、上記の通りです。2年未満を想定すれば、約80万円備えれば大丈夫です。
参照データ:がん罹患者およびその家族へのアンケート調査(アフラック生命保険株式会社:2019年6月実施)
先進医療は、最先端の医療ではない
がん保険は「先進医療にも備えられます」と言われますので先進医療についても説明します。
先進医療とは
先進医療とは、最先端の医療行為ではありません。
保険適用にすべきかどうか、効果が確実にあるのかどうか検証中の医療行為です。効果が確実に見込めると判断された医療行為は、どんどん保険適用となります。そもそも、がん患者の先進医療利用率は、非常に低いです
がん罹患数:約 970,000人/年
先進医療 利用者数(粒子線治療数):約 5,000人/年
がん罹患の先進医療利用率:0.5%
参照データ:総務省統計局(2017年 がん罹患数)、日本粒子線治療臨床研究会(2014年粒子線治療数)